目標設定はいつするのが良いのか?
先日、脳科学の先生の『目標設定』についてのセミナーを聞いてきました。
専門用語も多く難しくてまだぼんやりですが、私の中に響いたことをご紹介してみようと思います。
人生の中で、目標を設定して、計画して、達成するためにすすむ。子供の頃から当たり前にやってきました。そうするべきとさえ思っていました。年初めやテストの点、記録や営業成績など、色々なタイミングで具体的な目標を設定してきました。失敗して泣いたり、成功して笑ったり、いろいろな経験があります。
実は、この目標が自分の本質的な未知の可能性に制限をかけてしまっていることもあるというお話から始まりまして、
私は正直、今までの努力は何だったんだと心の中でがっかりしました。
脳の仕組みから考えて、
個人的な目標を立てることによってストレスがかかり、目標達成の為の努力の時間や量は増える様ですが、最終的結果に自身の未知の可能性に制限がかかってしまうとのこと。
現時点での自分自身が顧みた上で目標を立てるので、現状以上のパワーを出しきれない場合があると。
確かに、問題集や練習をとにかく量をやってきた(やらされてきた)、その上で結果の範囲で次のチャレンジの設定上限を決めていた思い出はあります。これはもしかしたら自分の無限に制限かけてたということかも知れません。
また、アーティストが人気が出てきて、他人からの期待値が大きくなって商業的にも応えないといけない!結果を出さなきゃいけない!と思うと、創作ができなくなってしまうのも、この目標設定が先のパターンの典型の様です。
ただし、チームや会社の集団的には、各々の方向性を一つにしなければならないので、共通の目標を作る必要があるという点では、先に目標を立てて皆で一丸となって進まないと集団として成り立ちません。
また、さっぱり何をやったらいいかわからない状況下では、進むべき方向、手順、ゴールを決めた方が安心して進めるかも知れません。
目標を立ててから進むことは、決して悪いことではないことは、伝えておきたいです。
!!!今回のセミナーの目玉はココ!!!
新しい目標についての脳科学的観点からの【目標設定のタイミングの新しい提案】
生活の中で、なんとなくやってみたい、なんとなく心地良いからやってみよ(←無目的的行動)と感じることは誰でもあるかと思います。
実はその感覚の中に、【目標というアイデア】が生まれ、楽しく新しいことに気付きながら進むことができるということが、脳科学的に証明されているそうです。
実は、ボーッとしている時に勝手に湧き上がっているアイデアをもとに、なんとなく進んだら、あれ?もしかしてこれが目標かも!と見つかるらしいです。
自身のなんとなく良いなと思う感覚のままワクワクしながら素直に進んでいくこと【無目的的行動】が、進むべき道を導いてくれていて、また立ち止まっても、ボーッとしたら湧き上がってくる良いことに従ってみるを繰り返してみると良いらしいです。
確かにこう説明されると、なんとなくでやってみただけだから、たとえ失敗しちゃったとしても凹みづらいかも知れないな、次の行動への立ち上がりが早いかも知れないな、とは思いました。
私はそんなことには、今まで全く気がつかなかったことでしたが、
なんとなく経験があるようなことで、なんかやったら出来ちゃった!の経験ずみだったのかも知れない、と未知の自分の可能性を引き出せていたのかも知れない、とやっぱり可能性は無限大なのかも知れないと思いました。
例えば、いつも近くのゴミ箱でも入れようとして結構外すのに、すごい遠くにあるゴミ箱に どうせ入らないけどダメ元でやってみるか?いけるかも?!とポーンと投げたら思いがけず入った!とか、そんなことでも良いのです。たとえどんなに小さなことでも可能性は常に無限だということです。
実は、プロのスポーツ選手は、このいけるかも?!をどの様な緊張下でも維持して発揮できる様に、メンタルトレーニングするそうです。
どちらが間違いでも正しくもないと思います。
ただ、脳の仕組みを知ることで、今まで現状から考えた目標や、他人との比較でできた目標に縛られていた自分から、なんとなく解放されるイメージはするのです。もちろんどちらも失敗することもあるでしょう。ですが、考え方の幅が広がったと考えれば、選択肢もあるし、自ずと行動も自由に変わります。
こうして、脳の仕組みを知ることで、それぞれの状況や、環境によって、考え方や行動の仕方を変えながら、柔軟に対応できて行けば、考え方の幅が広がり、一つのことで悩み続けて苦しむことも減るかも知れません。
身体の司令塔は脳みそです。イメージ一つで体の動きも反応も変わります。整体師ですが、筋肉や骨の事ばかりでなく、色々な角度で体の不思議にこれからも触れていきたいと思います。本当に身体って面白いです♪
以上、セミナーのほんの一部のご紹介でした。

